インクジェットプリントの特徴

プリント可能なもの
綿素材(100%推奨/50%以上なら可)で、布地の平面部分へプリントが可能です。色のついた布にもプリント可能ですが、色の濃い布へのプリントの場合は「前処理」と「白インク」が必要になる為、コストが変わってきます。(詳しくはページ下部へ)

※ポケットやジップのないスウェット、パーカー等は同様にプリント出来ますが、ポケットやジップ、ボタンやポケットのある素材は印刷範囲が異なります。

※その他、綿素材の平面部分にプリント可能。(一部を除く)

プリントの風合い
シルクスクリーンプリントに比べると若干淡く、少しだけ薄い風合いになりますが、ドローソフトで例えるなら透明90%〜95%位の微妙な違いです。インクが生地に馴染む為、生地本来の質感を損なわずにプリント出来ます。金や銀、蛍光色などの特色は使用できませんが、グラデーションを駆使して光沢がある様に見せる事も可能です。
ミックスグレー(杢グレー)や黄色、薄ピンク等、淡色でも色味のあるボディは布地の色が影響します。(白インクを使う事で影響させない方法もあります)

濃色ボディへ白インクを使ったプリントは比較的ハッキリとした色合いでプリントされます。あえて淡くプリントしたい場合は調整可能です。

プリントの流れ/コスト
インクジェットプリントは製版が必要ない為、色数にコストは左右されません。ただし、作業工程とインク使用量が変わる為、淡色Tシャツ(白や黄色、杢グレー等)にプリントする場合と、濃色Tシャツ(黒やネイビー等)に白インクを使ってプリントする場合とで料金が変わります。


1)まず、Tシャツのホコリやシワをとって、プリントします。

2)プリント部分を熱プレスで定着させます。

3)完成!

この様に淡色ボディへのプリントは工程が少なくインク使用料も少ない為、比較的安価でプリントが可能です。

1)まず、Tシャツのホコリやシワをとって、前処理剤を塗布します。

2)前処理剤を熱プレスする事で表面に定着させます。これをしないと、白インクが布地に染み込んでしまい、微かにしかプリントされません。

3)前処理層の出来た部分にまず白インクで下地をプリントします。

4)その上からカラーインクでプリントします。(白のみのデザインの場合はこちらの工程はありません)

5)プリント部分を熱プレスで定着させます。

6)完成!

この様に濃色ボディへのプリントは工程が多く、カラー部分全てに白インクで下地プリントする為、インク使用料も多く、値段が上がってしまいます。なお、濃色ボディへ白インクのみでのプリントは比較的安価になります。

前処理剤について
濃色ボディに白インクを定着させる為に使用する前処理剤は、プリント面に洗濯糊の様な跡が残りますが、一度水洗いする事でプリントに影響する事無く除去できます。

ただし、前処理剤を洗い落とさず長期間放置すると変色する恐れがございます。また、そのまま着用して水や汗に濡れるとベタつきを感じます。現在の所、弊社が使用している前処理剤での皮膚への影響等の報告はございませんが、一度洗ってからの着用を推奨しております。(オプションとして弊社での水洗い後にお渡しする事も可能です)

さらに詳しい情報や、インクジェットプリントならではのデータ作成上の注意はこちら